Modal Shift モーダルシフト

モーダルシフトについて

モーダルシフトとは、トラック等の輸送から環境負荷の小さい鉄道や船舶などの輸送手段に切り替えることをいいます。
当社では、鉄道コンテナ輸送・フェリー輸送に加え、アジア大陸(中国・韓国)に近い北九州・福岡の立地を生かしたSea&Railサービスも展開しています。

モーダルシフト転換についての画像

モーダルシフトの特徴

中長距離、大量輸送のメリット

一般的に輸送距離が500kmを上回ると、鉄道コンテナ輸送やフェリー輸送にコストメリットがあると言われています。鉄道コンテナ輸送は5tコンテナ、フェリー輸送は20tトレーラーシャーシで輸送するので、モーダルシフトは中長距離の大量輸送に最適な輸送手段であると言えます。

ドライバー不足などへの対応

コンプライアンスの厳格化や少子高齢化など、社会構造の変化によりトラックドライバーの労働力不足が深刻化しています。モーダルシフトにおいて使われる鉄道やフェリーなどの輸送手段は輸送に携わる人数に対して大量に輸送できるため、これらの問題を解決する一つの糸口となっています。

環境にやさしい

トラックや航空機は鉄道や船舶に比べ、一般的に多量のCO2(二酸化炭素)を排出します。環境負荷の小さい輸送手段も候補に入れることで、物流面から環境保護やSDGs、カーボンニュートラルといった取り組みに寄与します。
また、当社はこれまでの鉄道コンテナ輸送とフェリー輸送の実績が評価され、エコレールマーク認定とエコシップマーク認定を受けています。お客様のエコレールマーク認定やエコシップマーク認定を手掛けた実績もございますので、お気軽にご相談ください。

モーダルシフトの種類

Sea&Railについて

Sea&Rail(シーアンドレール)とは、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた海陸一貫の複合輸送です。当社はSea&Railの中でも、国際海上コンテナを鉄道輸送するサービスを強みとして取り扱っており、航空輸送と遜色ないリードタイムで国際貨物を大量に輸送することができます。

Sea & Rail(輸入)

当社は北九州貨物ターミナルと福岡貨物ターミナル駅での鉄道利用運送事業者であるため、関門港や博多港を利用したSea&Railサービスを提供できます。

Sea&Rail(輸入)の画像

Sea&Railのポイント

  • Point 01

    早くて経済的

    海上限定の輸送よりリードタイムを短く、航空輸送より費用を抑えることができます。また、海上輸送は一般的な海上コンテナ船以外にフェリーやRORO船を使用することで、さらに早く輸送することができます。

    関門港・博多港のフェリー例

    • 蘇州・太倉港(中国)~下関港(山口県)
    • 釡山港(韓国)~下関港(山口県)
    • 釡山港(韓国)~博多港(福岡県)
  • Point 02

    海上コンテナで大量かつ
    安全に輸送

    鉄道輸送はJRコンテナだけでなく、海上コンテナも輸送できます。そのため、鉄道を使った海上コンテナによる大量輸送が可能です。また、デバンニング作業をせずに指定の保税蔵置場まで保税輸送できるので貨物のダメージリスクを最小限に抑えられます。

    ※海上コンテナを取り扱える貨物駅は限られ、鉄道輸送に対応できない規格の海上コンテナもございます。
    詳しくはお問い合わせください。

  • Point 03

    輸出入どちらにも対応

    輸入だけでなく、輸出にも対応しています。
    輸出の場合は貨物を輸出港まで鉄道輸送し、海上コンテナ船やフェリーなどで仕向地に輸送します。

ケーススタディ

フォワーダー様
(EC貨物)

釜山(韓国)~博多までをフェリー輸送し、海上コンテナのまま、福岡貨物ターミナル駅~東京貨物ターミナル駅までを鉄道輸送。東京貨物ターミナル駅からは荷主指定の倉庫へドレージ輸送します。
その後、空コンテナを東京貨物ターミナル駅から福岡貨物ターミナル駅へ鉄道輸送で回送しています。

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